民学同文書 No.7 |
<民主主義学生同盟島根大学支部結成宣言>(要旨) 「民主主義の旗」第40・41合併号 1967年5月7日 |
アメリカのべトナム侵略はますます激化の一途をたどり、国際情勢は帝国主義間の不均等発展と相まって多元的流動化の現象をきたしている。更には、国内においても日本独占資本の帝国主義的再編に伴い小選挙区制、紀元節復活、大学設置基準、国立大学授業料値上げ菜など政治・経済・文化等の全線的反動化が進んでいる。 当島大に於ても、完全就職、新寮問題、農学部本館等問題が山積している。今こそ平和と民主主義、よりよき学園生活の闘いが必要とされ、それを深化、発展させる闘いが要請されている。だが、かかる反動攻勢を粉砕すべき闘いの現状は、必らずしも楽観を許すものではない。 島大学生運動を指導している一部民青諸君には「あらゆる要求主義」の大衆追随主義とそれらの小プル的民族主義への接木ーそこからでる右翼日和見主義という理論的誤りがある。 かかる状況下で、一部民青諸君の誤りを克服し、民主的学友を組織して戦闘的に闘う新しい政治同盟の出現こそ島大学生運動の発展を保証するものである。 時期は到来した。三年前大阪においてともされた一点の火花が、今や全国の学園に燈原の火の如く燃えひろがりつつある民主主義学生同盟−いま、まさにわれわれは、輝ける「統一と民主主義」の担い手、民学同島大支部として、当島大の地に登場する。(中略) すべての民主的・先進的学友諸君!平和と平和共存、反帝・反独占民主主義とよりよき学園生活の偉大な実現のために、学生戦線の真の統一のために、民学同の旗の下に結集し、共に闘おう! とりわけ民青同盟員の諸君!諸君とわれわれとは、確かに理論的不一致点をもってはいるが、決して敵対的矛盾の中にあるのではない。一致した課題に基づく行動の統一の中で理論的不一致を克服し、共に闘うこと、その中でわが同盟に結集するよう呼びかける。 すべての民主主義的学友は民学同に結集しよう! 一九六七月一月一〇日 民主主義学生同盟島根大学支部 |