民学同文書 No.8 |
<民主主義学生同盟北海道大学支部結成宣言> 「民主主義の旗」第40・41合併号 1967年5月7日 |
北大における先進的学友が結集することによって、ここに「民主主義学生同盟」北大支部が結成された。 世界史の変革期にあたって、いまやベトナム戦は世界構造の矛盾を集約的に露呈している。復活した日本帝国主義は、ベトナム侵略戦争に加担し、巧みに海外膨張政策を押し進めている。佐藤内閣の国内反動諸政策は、諸物価の高騰、産学協同大学の自治敬壊等々として、我々学生の前にさしせまった問題をなげかけている。 このような激動する内外情勢のなかにあって、我が北大における民青、トロッキスト派は、あいもかわらぬセクト抗争によって学生運動を分断し、ベトナム反戦闘争、新寮闘争に有効な運動を展開できずにいる。これら既存の諸派は、層としての学生運動を否定し、「自治会民主主義の原則」「批判の自由と行動の統一」を破壊することによって、学友のなかに脈打っている平和と民主主義、学生戦線統一の要求を、押し殺す結果を生みだしている。 我々は、このような北大の状況のなかにあって、科学と民主主義の理論を貫徹する「民学同」北大支部結成の意義は大きいと確信する。我々は、平和と平和共存、反独占民主主義の正しい路線を堅持し、北海道において果敢な闘争を展開するであろう。 全国の同盟員、学友諸君!三つの「全学連」を止揚し、単一全学連第三期創成期めざして共に奮闘しょう! 一九六七年二月 民主主義学生同盟北海道大学支部 |