「民主主義の旗」第48号 1968年4月20日


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北爆即時全面停止・佐藤内閣打倒・4、26統一行動に起とう
同盟脱落分子の(共産主義労働者党系)わが同盟に対する
                  組織的暴力行為を糾弾する

北爆即時全面停止・佐藤内閣打倒、4・26統一行動に起とう

<ヘルメット・こん棒戦術を拒否し、国際連帯の大衆的闘いを>
四月二六日、「全米学生動員委員会の呼びかけで、国際反戦学生ストライキが行われようとしている。既に、大阪府学連傘下各自治会、兵庫、京都東京を中心として広範な闘いが組織されつつある。民青「全学連」のヘルメット、こん棒戦術を断固として拒否し、真に大衆的、全国的闘いを作り上げよう。

<続々授業放棄決議  −京都大支部-->
【京大支部発】
 京大支部は、現在、マル学同(中核)、社学同等のトロツキストの現地動員主義、ヘルメット・棍棒戦術の大衆的克服をめざし闘っている。クラスを基盤とした全学ぐるみの闘いで国際ベトナム反戦闘争を成功させることが、トロツキストの極「左」戦術克服の道で
ある。
 京大支部の全同盟員は、クラスの中心的活動家としてクラス討論を展開し、4・20午後授業放棄をめざしている。「民青」常任委員会多数派の4・24「闘争」提起に対し、4・26国際学生ストライキに呼応した闘いをなぜやらないのかをクラス討論で迫っている。
 諸派が明確な4・26方針提起をしない中で多くの学友の支持を受けているわが同盟は、午後授業放棄を提起し、4・22の志賀義雄講演会「ベトナム反戦闘争と国際共産主義運動」を、一部脱落分子の妨害をはねのけ、断固として成功させ、ベトナム反戦の闘争の意義を全学友の前にあきらかにし、ベトナム反戦勝利をかちとるべく奮闘中である。

<新入生歓迎講演会に一〇〇〇余名>
     −大阪市立大学--
 四月十一日に大阪市大において新入生歓迎会が一千名を越える新入生の参加のもとに圧倒的に成功した。歓迎会は三日にわたって行なわれ、第一日日の経済学部小野教授の「アメリカ支配の終えん」と超するベトナムードルをめぐる情勢の講演には新入生は熱心に耳を傾けていた。このことはこれからの問題についての新入生の関心が極めて高いことを示しており、「今年をベトナム反戦勝利の年に!」の闘いを大衆的に成功させる上で大きな役割を果すであろう。またこの間民学同の同盟員が新入生に語りかける
中で積極的にこれに応え、学生運動をはじめ、その他の諸問題についても鋭い質問を述べ「民主主義の旗」が飛ぶように売れ、市大支部機関紙「デモクラット」新入生歓迎号とともに熱心に読まれている。

 4・26国際連帯「全市大集会」のび呼かけに高まる支持!
 ベトナム反戦勝利!侵略加担佐藤内閣打倒!の闘いをおしすすめるにあたって市大支部は4・26に向け新入生のクラスづくり、クラスゼミを基礎とした、教官層をも含めた全学ぐるみの大衆的闘い=4・26「全市大集会」方針を提起している。大学自治破壊の攻撃の強まる中でこの方針のみが真に闘える方針である。同盟を脱落していった一部諸君は、民学同を潜称し「「先駆的』ストライキ」と称する「活動家によるストライキ」方針を提起し、クラス・ゼミを基礎とした闘いの組織を放棄しょうとしている。彼らは市大支部機関紙「デモクラット」を暴力的に奪おうとするなど、トロツキストまがいの暴力行為に狂奔している。
 同盟を脱落していった諸君の悪質な妨害にもかかわらず、同盟員諸君の献身的活動、学友諸君の良識に支えられ、われわれの方針の正しさは広範な学友諸君、新入生諸君に深く理解され日ごとに支持は高まってい
る。
 このようなわれわれの方針に対する支持の高まりの申で、同盟脱落分子は動揺を深めている。


 
同盟脱落分子の(共産主義労働者党系)わが同盟に対する組織的暴力行為を糾弾する

 4・26国際反戦統一行動を闘おうとしている全国の学友諸君!
 第九同大会を契機に同盟から脱落した一部の共労党系学生は、組織的、暴力的に、わが同盟と、わが同盟の指導する大衆運動を破壊している。四月八日以後の京都大学における事態はその集中的表現である。一部脱落分子は、ボックスを不法に占拠し、警官侵入事件直後に、棍棒、鉄棒を手に持ち、新入生の前で暴力的にわが同盟に結集する活動家を脅迫した。
 現在までに、五名の同盟員が負傷し、連日ビラまき等に対する暴力的妨害「活動」が続いている。
 わが同盟は、学園内において、意見の相異を理由とした暴力行為がおこなわれることを一貫して拒否してきた。
 二月十四〜五日の京都大学における中核派と社学同との乱闘をやめさせたのはわが同盟を中心とする大衆的自覚と団結の力であった。
 トロツキストの学内暴力こそ警察権力の弾圧をまねくものとしてわが同盟が一貫して拒否してきた態度である。
 共労党系一部同盟脱落分子は、トロッキストまがいの態度をわが同盟に示している。
 そこにあるものは運動を破壊してでも、自らのセクト的利益を守りたいという徹頭徹尾反民主的横車である。
 全国委員会は、一部脱落分子の暴力的運動、破壊策動に、目には目をの態度をきっぱり拒否し、同時に広範な学友に依拠し、不退転に闘い抜くことを宣言する。
 一部同盟脱落分子に追随している諸君! ただちに運動破壊の策動をやめ、わが同盟とともに、平和と平和共存の闘いの先頭にたとうではないか。
 全国の学友諸君!
 民学同は、一部の脱落分子の策動を粉砕し、ベトナム反戦勝利をめざし闘いぬく。
 ともに闘おう!
  四月十九日
      民主主義学生同盟
      全 国 委員会


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